trauma,organon,dialektike
魔述、理論武装討、論戦
久世正宗は、イデアとの契約上魔述は使えない
理論武装は、ただ切るだけの剣【アイ・クローザー】と
流すはずだった血の量だけ秘密を暴く【アイ・オープナー】
魔述/理論武装/身体能力
グラフの仕様上、魔述の項目は1%になっているが、実際は0である。
これは魔述が契約したイデアの力を借り受けるもので、彼にはその力が及ばないからだ。
身体能力は平均のように見えるが、魔述師として第一戦で戦う者達や神のごときイデアと比較したものなので、けして低いわけではない。
これは文武を重んじる校風が育んだものか、彼自身のセンスによるものか、あるいは両方だと考えられる。
彼のパラメーターの中で突出して高い理論武装。
理論武装自体の使い勝手と、持ち主の相性両方が問われる。
【アイ・クローザー】がただの剣なので、これは秘密を暴く方の剣【アイ・オープナー】の評価である。
双剣同士が酷似していることで、意図を悟らせぬまま、仕掛けることが可能だ。
ときにそれが、イデアの最高の機密であろうとも。
知性/意思/狂気/関係
知性のパラメーターは知識と応用両方の概念を含み、さらに特異かつ異質な魔述への造詣を重視する。
彼はほどほどに識っていると読み解ける。
意思は、グラフの文字が読み取れないほど低い。
学習性無力感が大いに関係しているようだ。
狂気はもしかすると、他のパラメーターの高低を一瞬でひっくり返すほどのワイルドカードだ。
五分五分という灰色の認識。
関係は周囲、とくにイデアとの関係を示す。
良好であれば助力が多いだろう。
これも彼は極端に低い。孤立した状況だ。
志を同じくしてこそ契約が成立するイデアに対しても、心を許せる状況ではない。